小沢一郎の欠点 その2 「情」も少しは欲しい
少し前になりますが、立憲民主党岩手県連顧問の黄川田徹さんが自民党候補を応援という記事がありました。
黄川田徹さんといえば、旧岩手3区で衆議院議員を6期連続で務めた方で、小沢さんに引き立てられて議員になった方です。民主党政権でも一新会(いわゆる小沢グループ)に属して活躍していました。
小沢さんとの仲が怪しくなってきたのは、小沢グループの副大臣・政務官達が、野田政権の消費税増税の閣議決定に対して、抗議の意味を込めて辞表を突きつけた時の事です。
黄川田さんは総務副大臣を務めていましたが、東日本大震災の後ということもあり(自身の家族も震災で亡くなっている)、辞任には否定的でした。ですが、小沢グループで一致結束した態度を示すということで、黄川田さんもそれに従いました。この時、小沢さんは黄川田さんの願いを聞いて、黄川田さんの自宅に行き亡くなられたご家族の位牌の前で手を合わせています。この時は、黄川田さんは小沢グループに従ったのですが、小沢グループが民主党を離党した時は、階衆議院議員と共にそれには従わず、民主党に残りました。ここら辺から両者の対立は深まり、野田総理が解散した衆議院選挙で、小沢さんが黄川田さんに対して対立候補を擁立したことで、亀裂が決定的になりました。
その後は、最近のことですが小沢自由党が国民民主党に合流した時は、階さんと共に国民民主党を離党し、立憲民主党岩手県連の顧問になりました(階議員は無所属です)。
今回の岩手県知事選挙において、小沢さんの岩手における力の源泉の一つでもある達増さんが、知事に再選されるのがよほど腹に据えかねる状況なのでしょう。黄川田さんはなんと対立候補の自民党の応援に駆けつけています。(黄川田さんは立憲民主党岩手県連に顧問の辞職届を提出、8/29に正式に受理されました)残念なことですが、なぜこんなことが起きてしまったのでしょうか。
小沢さんが「理」を重んじて消費税に反対したり、民主党を離党したりしましたが、黄川田さんの立場からすれば、それが単なる権力闘争に見えてしまったのでしょう。小沢さんは大局を見て行動しますが、それが周りに理解されないことも多いのが事実。実にもったいないと思います。
しかし、現在の安倍一強を覆せるのは小沢一郎しかいない!
岩手県知事選挙も達増さんが優勢な状況ですし、埼玉県知事選挙に続き野党系候補が勝利することになります。ここで勢いを増し安倍政権に対峙していきましょう。
当ブログは小沢さんを応援していきます!
当ブログを最後まで読んでいただきありがとうございました。
なるべく時間を見つけて、ブログを続けてい行きたいと思います。